修復歴(事故歴)がある車ってどれくらい安くなるの?
- 2020年11月20日 08:19
- お役立ち情報
修復歴(事故歴)がある車ってどれくらい安くなるの?
そもそも修復歴とは?
車を売却する際に、
以前ぶつけて修理した事がある。
事故を起こした事がある。
中古車購入の際に修復歴の説明を受けていない。
などの理由で自分の車の事故歴を考えて不安になった事がある方って結構多いと思います。
我々も査定業務をしていれば不安そうなお顔で「事故歴ありませんでしたか?」って聞かれる事が多々ありますので
まず、実は修復歴車と事故車って違うものだって知ってます?
実はまったく意味が違うんですよ。
簡単に説明すると
修復歴車は事故を起こして骨格部位にまで損傷がありそれを直した後の車。
事故車は事故を起こして直していない車。
です。
ですから修復歴車なのか事故車なのかでも違いは出るのですが車を売るときにその辺が不安になるのってきっと評価が良いお車よりも査定価格が下がってしまうという懸念からですよね。
当然評価が良いお車よりも相場は安くなってしまいます。
一部マニアック路線の旧車は関係ない事もありますが普通は安くなります。
ではいったい修復歴車って一般的な評価のお車よりもどれくらい査定額って下がるの?
気になりますよね。
実際どれくらい安くなるの?
具体的にどれくらい?って言われると困るのですが
スポーツカーは20万以上変わる事はけして珍しくありません。
スポーツカーは使い方として、激しい動きをしがちな車です。
そんなタイプの車が修復個所があるってなるとだいぶネガティブな印象をとられるって事だと思います。
ランクルなどの旧型SUVは修復歴があってもそんなに相場に差が出ないということも珍しくはありません。
例えばランドクルーザー60なんかはハイルーフをロールーフにカスタマイズするのが流行った時期がありました。
ルーフ交換は重大な修復歴になります。
でもカスタマイズにあたるのでランクル60フリークからすると喜ばしい事なんですよね。
この場合は逆に普通の評価の個体より相場が高くなる事もあります。(ルーフ交換の精度にもよりますが)
人気な車種とそうでない車種でしたらもちろん人気のない車が下落率が激しいです。
(人気のないメーカー、価格が下がりやすいメーカーもそうです。)
人気のない車種(価格の下がりやすいメーカー)に関しては時には評価がついているお車よりも40万円違うということも珍しくはありません。
その一方で、人気の車種は、あまり評価がついている個体と相場が変わらない事も珍しくはないです。
中古車として海外輸出がされている車に関してもあまり修復歴に左右されないようなものが多いような気がしますね。
修復歴があっても悲観する事はありません。例えばしっかり説明を受けて買っていたら
もうすでにその売却予定のお車は買う時も一般の相場の個体より安かったはずです。
(新車で買ったとか修復歴無しの中古車を買ったあとで事故を起こして修復歴がついたという場合は結構きついですが、、、)
修復歴ありは確かに一般の相場より値段は劣ります。
それはメーカーや車種によって下落率が結構違いますが海外輸出があるものや人気モデルだと大した差は出ない場合も珍しくはない。
スポーツカーや使用方法から相場が下がる場合が多い。
旧型SUVに関してはあまり変わらない事が多い。
ものに寄りますが大体一般的な相場のものよりも10万円~最大40万円ほど低い価格でやりとりされている。
というお話でした。
ちなみに修復歴といっても軽度のものから重大なものまで様々です。
その度合いによっても値段の付け方は違います。
フロントのメンバーを少し当てたくらいなら軽度ですが側面やリヤフロア―から突っ込まれて直したものは大抵重度の修復歴になります。
強い骨格部位があるところに歪みが生じた場合は直し方によっては予後が懸念されますから考えてみるとわりと当たり前の理屈だったりします。
今回は修復歴ありのお車は修復歴なしのお車よりもどれほど査定価格に影響が出るのか?というお話でした。