車買取(売却)現役買取屋が教える高額査定の落とし穴
- 2020年11月9日 11:17
- お役立ち情報
こちらの記事は、車を売却するのが初めてじゃない方にも非常に参考になると思います。
車を売るってなった時って一番気になるのが価格ですがその次に書類手続きに関してだと思うんです。
なるべく高く売却したいし安心して取引がしたい。これは当たり前に思う事ですよね。
今回は、一括査定など相見積もりを取る際に特に要注意ですよっていうお話です。
車を売却する際に相見積もりをする方がいらっしゃいます。
ご自身の愛車の買取価格の基準が欲しいという事だと思うのですが、例えば3社に見積もりをとって
A社 30万円
B社 29万円
C社 32万円
としましょう。
どこに売るのが一番良いと思いますか?
当然この時に誰もがC社に売却を選択しますよね。
実はこの問題の答えはBの場合があるのです。
それでは説明しましょう。
まずA社はシンプルに、買取価格である30万円が手元に入ってきます。
それでは一番高いはずのC社、何が問題なのでしょうか?
答えは手数料です。
一見高い価格提示ですがそこから書類代行手数料15000円、出張引取りなので引取り手数料1000円
計25000円が差し引かれて手元に残るのが295000円となります。
実際にこういったような事例が存在するようなのです。
まだなぜB社が1番高いかの説明がなかったですね。
答えは月割り自動車税です。
車検があるお車に関してはその時の状況にもよりますが買取業者が買い取って買い取ったお車を一時抹消し月割り自動車税を前オーナーさんに還付してもらうか
その月割り税分を別途プラスして前オーナーさんにお支払いするか
月割り税分も含めた買取価格を提示するか
大体この3パターンなのですが、今回の例のB社は月割り税は別途支払うORお客さんに県税から還付させるように段取りする
という事だったのです。
つまり売却した時期が9月だったとして来年の3月まで納付分の計6か月分、例えばそれが2000ccクラスだとして大体19000円程だとしますと
買取価格29万円+1万9千円で答えは309000円となります。
ですので答えは
A社 30万円 (売却時に関わる手数料なし+自動車税月割り分含み)
B社 30万9千円 (売却時に関わる手数料なし+自動車税月割り別)
C社 29万円5千円 (売却時に関わる手数料あり+自動車税月割り分含み)
B社が一番高かったというお話です。
だいぶ意地悪な問題ですね。笑
ですが今まで色々なお客さんより聞いてきた情報です。
「御社は買取の手数料は引きませんよね?」
たまに言われます。
あるんですねー。
まあ誤解を恐れずハッキリ言ってしまうと
やり方が腐ってますな。笑
なぜ正直なお客さんがバカを見なければいけないんだろうね。
手数料は他にも名前を変えてやってきます。
査定料や抹消手数料や名義変更手数料や事務所経費だのようはあとから引ければなんでもいいんです。
手数料、気をつけてくださいね。