タテグロ(旧車)の買取 岩手県 盛岡 サニー車査定センターのブログ
こんにちは。
旧車の買取、専門店みたいになってきたサニー車査定センターです。笑
今回はこちら
ご存知の通り、プリンスのグロリア通称タテグロくんです。
日産の伝統あるL型エンジンを搭載しております。直6の今となっては贅沢なエンジンです。
去年の夏ごろの査定依頼を頂き遠方でしたが一度見せて頂きました。
お父様の形見的な形で、何十年も倉庫で大切にされていたようです。
たまに外に出しては洗車やワックスがけをしていたようでブレーキの固着はなく積載車に載せるのには困りませんでした。
お返事を頂いたのが今年の3月頃です。
何しろお父様の形見も同然ですから、ご家族様で十分に話し合った結果なのだと思います。
『また走ってほしい』
その一言に尽きるものでした。
お話を頂き、やっぱり僕もそう思いました。『また走ってほしいよね。』本当に。
相当色々な思いとの葛藤の末だったと思います。
なぜ僕らに託してくれたのか。いつもそれを考えます。
お迎え当日はずっとお客様と共に『カッコ良いですよね』って言ってました。
本当に渋い。やっぱり走ってほしいよね。
そう思いました。
大役だよなあ。俺たちなんかで良いのかな?って考えてなんていられません。
会社に持ってきてからまず速攻でオイル交換とクラッチのマスターをOHしました。
アクセルペダルからキャブまでガッチリ固着しており、それを戻す作業を現在しております。
それが終わったら今度は燃料タンクを下ろしてリフレッシュです。
それが終わったらホース類の交換、これも一言ではくくれないくらい辛い作業っす。笑
部品があれば全て一発解決な事も当然廃盤で在庫なしの部品もありその場合は自作です。
いつもとにかく必死に起こしてます。
このグロリアだって同じ。
でもそれぞれの元オーナーさんの思いが入ってて、何かこう説明し難いのですが一台一台感覚が違うというか
不思議です。涙が出てくることもあります。
サニー車査定センターも初めて数年が経ちました。
本当に自分勝手で申し訳ないのですがお客さんごとにあるストーリーを楽しんでいます。
右から左にっていう商売も否定はしませんが引き取って手をかけて販売する事がやっぱり買取屋さんの基礎なんじゃないのかなって思います。
タテグロくんもキャブの固着も解けたし組んだらいよいよタンクおろします。
エンジンかかって走ってくれたら
とりあえず元持ち主さんに報告です。『生き返ったよ!今からボディやりますよ!』って
早く言いたいですね。
車の買取ってマジで面白いですよ。それがたとえ一般的な車であってもそこにストーリーがありますから
それでは今日はこのへんで
PS
GWはカレンダー通りですが査定依頼はメールとお電話で受付しております。
出張査定は従来通り予約して頂ければと思います。